ASDは善意を鵜呑みにしない

こんにちは、ASD母です。

今回のテーマは

『ASDは
 善意を鵜呑みにしない』

です。

どういうことかというと……

私は某会社の障害者枠で
ひとつのチームの
リーダーを務めさせて
いただいています。

そこで常日頃感じる
ことだったりします。

担当メンバーは発達障害は
もちろん、うつ病や睡眠障害、
パニックなどの精神疾患を
持っている人が大半だったりします。

両親と不仲で精神が安定しなかったり、
旦那さんからDVを受けたトラウマで不安や恐怖が
強かったり、また気候や気圧の
変動で体調を崩したりなど事情は様々。

そういう時は決まって
早退や遅刻、欠勤報告が
あるのですが、その都度

「お大事に」
「ご無理のないように」
「(通院時)気を付けて行かれてくださいね」

など、耳に心地よい
言葉を決まり文句のように
言わねばなりません。

もちろん、相手は快く受け取ります。

しかし、それは長期的に見ると
真の解決策からは程遠く、
一時的な気休めにしかならない
のではないでしょうか?

障害は自らコントロール
できるものだったりします。

自制心を働かせて食事や
生活習慣を良い方へ変えるだけで。

自らが人生の操縦士となり
切り拓こうと意思を持つことで。

主治医や周囲の人など
他人が何とかしてくれる
ものではないのですね。

(もちろん、障害に対する
理解ある環境は必須であることは
言うまでもありません。)

症状があるたびに服用している
薬も必ず副作用があるものです。

例えば、私は精神の薬は
服用していませんが、
幼少時にネフローゼにかかり
副作用の強い薬を用いていました。

顔が満月のように膨れ上がり
過食で肥満になるにとどまらず。

病気が治ってからも、薬の毒素は
体内で蓄積され、喘息に苦しみました。

その喘息もコントロール出来た
と思うと、今度は慢性鼻炎になり、
約40年以上経た今も治療中だったりします。

このように、一時的に症状が
緩和しても後々、その大きな
対価を支払う必要があるということです。

また、社会に出ると学生時代では
目立たなかったASDの特性が出て
会社を転々とせざるを得ませんでした。

目まぐるしく移り変わる
仕事状況を周囲と協調しつつ、
素早く的確に判断し、適切な
言動を取ることを苦手としましたので。

周りに合わせようとすればするほど、
焦りでミスを連発したり、喋り言葉が
出ないものだから自己弁護できず、
誤解されては軽んじられ、嫌われました。

一生懸命やっているつもりでも

「もっと頑張って」
「もっと早くして」

体調を崩せば

「甘えるな、気がたるんでる」
「病は気から」

家族すら厄介者扱いで、
誰も味方はいませんでした。

当時の友達と言えば、
あやし気なビジネス話を
持ちかける人ばかりでした。

親身に愚痴を聞いてくれる人も
ありましたが、あまりに相手に依存
し過ぎたので最後には愛想をつかされ、
離れていきました。

心が壊れる代わりに体が壊れ、
しょっちゅう喘息発作に見舞われました。

そういう歴史が長かったので、
薬の功罪を肌身で知り、
頼れるのは自分のみの
状態に追い込まれました。

結果、人嫌いになり斜に構えて
物を見る癖がつきましたが、
そのお陰で長く続く仕事に恵まれたり、
人を見る目が養われました。

これが正しいのか
正しくないのかは
分りません。

ただ、チームメンバーの中で
誰か自らの障害に疑いを持ち、
かりそめの善意をはね返して

「ASD母さん、障害をコントロール
出来るようになったよ!」

「もうASD母さんに頼らなくても
自分でできるから大丈夫」

という人に出逢いたい。

人嫌いで人に関心が持てなくても、
そういう人なら興味を持って
応援したくなりますね……

最後にまとめると、
あなたを取り巻く人々も、
あなたが弱っている時、
優しい言葉をかけてくれるでしょう。

しかし、それに甘んじることなく、
いつか施される側を卒業してほしい。

なぜなら、人は皆、余裕のある人など
誰一人としていないからです。

余裕のない中で、精一杯のことを
してくれていることをどうか
忘れないでください。

いつかは必ず、あなたの足で
立たないと誰もいなくなりますので……

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